TRXケーブルDIN25P仕様

ピン	信号名	説　明
1	FSK_OC	FSKオープンコレクター出力
14	FSK_PULLUP	4.7KΩで＋５Vにプルアップ
2	DIT	CWパドル入力（単点）、ローアクティブ、4.7KΩで＋５Vにプルアップ、Plus/TI-5 のみ
15	DAH	CWパドル入力（長点）、4.7KΩで＋５Vにプルアップ、ローアクティブ、Plus/TI-5 のみ
3	VCC	+5V出力(USB 電源)
16	PTT5V	TTLレベル PTT 出力 (送信：5V、受信：0V)
4	CW_OC	オープンコレクターCW 出力
17	PTT_OC	オープンコレクター PTT 出力
5	DCD	DCD (スケルチ) 入力
18	12V_MAX	+12V 出力 (MAX232 で発生)
6	SPK_TRCVR2	トランシーバオーディオ出力 (スピーカー)、サブ受信機
19	RXD_OE	シリアル入力 (5V レベル)、 RXD5V を VCC に接続して使用する
7	CIV_IN	CI-V 入力 (ICOM製トランシーバー)、 4.7KΩで＋12V＿TRCVRにプルアップ
20	12V_TRCVR	CIV_IN 入力を使うには、VCCに接続します
8	CIV_OUT	CI-V オープンコレクター出力 (ICOM トランシーバー)、 CIV_INに接続
21	CO_PULLUP	4.7KΩで＋５Vにプルアップ
9	TXD12V	RS-232 互換シリアル出力(±12V レベル)
22	RXD12V	RS-232 互換シリアル入力(±12V レベル)
10	TXD5V	シリアル出力 (5V レベル)
23	RXD5V	シリアル入力 (5V レベル)
11	GND	デジタルグランド
24	GND	デジタルグランド
12	SPK_TRCVR	トランシーバーオーディオ出力 (スピーカー)
25	MIC_TRCVR	トランシーバーオーディオ入力 (マイク)
13	AGND_TRCVR	オーディオ信号グランド

オーディオ入出力:

SPK_TRCVR：トランシーバーのスピーカー出力 (またはライン出力)に接続します。
SPK_TRCVR２：サブ受信機（またはCH)のトランシーバースピーカー出力 (またはライン出力)に接続します。
MIC_TRCVR：トランシーバーのマイク入力 (またはライン入力)に接続します。
AGND_TRCVR：トランシーバーのグランドに接続します (出来るだけ短くトランシーバのグランドに接続します)。

RigExpert インターフェース製品はオーディオ入出力をトランスによりPC信号と分離しています。こうすることでグランドを流れるコモンモード電流の悪影響を回避しています。

FSK 出力：

FSK_OC はオープンコレクター出力、最大シンク電流は50ｍ（BC817 NPN トランジスター)。FSK_PULLUP に接続して TTL-レベルの出力を得ます。

PTT 及び CW 出力：

PTT_OC 及び CW_OCはオープンコレクター出力、最大シンク電流は50ｍ（BC817 NPN トランジスター)。PTT5Vは TTL-レベルのl PTT 出力 (5V で送信、0Vで受信)、最大出力電流は５ｍA。

CW パドル入力：

DIT 及び DAH は CW パドル入力 (シングルまたはダブル)、4.7KΩで＋５Vにプルアップされています。

シリアル入出力：

リグエキスパートインターフェースは様々な信号レベルのシリアル入出力に対応しているので、殆ど全てのトランシーバーに接続出来ます。個々のTRXへの対応にはＤサブ25ピンコネクターの幾つかのピンをショートする必要があります。

RS-232互換モードはMAX232　I/Fチップから供給される±12VレベルのTXD12VおよびRXD12Vラインを使います。

CI-VモードはCIV_INおよびCIV_OUTを使います(両方のピンをショートしてください)。CIV_INは内部で4700Ωを介して12V_TRCVRに接続されています。12V_TRCVRはVCCと接続してください。

TTLレベル(5V) モードはTXD5VおよびRXD5Vを使います。信号極性はRS-232モードと逆です。

更に別のTTLレベルモード(信号極性はRS-232モードと同じ）はCIV_OUT出力(CO_PULLUPに接続のこと)およびCIV_IN入力 (12V_TRCVRはVCC出力に接続のこと)を使います。このモードではRXD_OE入力を使ったほうが良い(RXD5VはVCCに接続のこと）。